
南京には江南地方ならではの春の趣が息づいています。鶏鳴寺や玄武湖の桜は古都の風情を描き出し、朝天宮や霊谷寺のモクレンは寺院の中でひっそりと咲き誇り、清らかで神聖な雰囲気を醸し出します。莫愁湖の海棠は霞のように華やかに咲き、湖面と一体となって美しい風景を作り出します。
六朝古都としての歴史を持つ南京には、今も多くの古い街並みが残されています。春になると、それらの街並みがまるで万物を癒すキャンバスのように変化します。満開のバラやモッコウバラが、頤和路、碑亭巷、老門東に新たな活力を与え、道ゆく人々を魅了します。
南京は小吃(軽食・スナック)の宝庫でもあり、春には旬の和菓子「青団」をはじめ、桂花湯圓(キンモクセイ団子)、酒釀元宵(甘酒団子)、糖芋苗(甘く煮た里芋)、梅花糕(梅の花の形をした蒸し菓子)など、南京の「甘さ」が街角の味に溶け込んでいます。
小吃街(グルメ街)おすすめ
紅廟:美食愛好家が集まるエリア。新街口からわずか1km。人気店:「笑雲開湯包」「南湖炸串」「小潘記鴨血粉絲湯」。
童家巷:本場の南京風牛肉焼き餃子を食べるならここ。人気店:「清真·西北橋頭拉麵」「左師傅梅花糕」。
評事街:千年の歴史を持つ古い街並み。人気店:「章雲板鴨」「李記清真館」。
科巷:新たなグルメの宝庫。人気店:「許阿姨糕団」「鴻福麵館」。