南京観光の紹介
南京観光の紹介

麗しい古都

「博愛」の都、長江沿いの南京

南京は「金陵」とも呼ばれ、長江下流の沿岸に位置し、河口から約300キロ内陸にあります。江蘇省の省都である南京は、11の区を管轄し、全域の面積は約6,587平方キロメートル。2023年末時点で、常住人口は約955万人に達しています。

南京は幾多の試練を乗り越え、多くの歴史的な変遷を見守ってきましたが、常に開放的で包容力ある姿勢を保ち続けています。「博愛」の都市とも称される南京は、魅力と活力にあふれ、独特の歴史文化や都市精神、そして現代的な風貌によって、多くの人々の注目を集めています。

南京の歴史:六朝古都、十朝都会

約3100年前、南京の歴史は長幹古城の修築から始まりました。以後、東呉を建国した孫権の偉業、美しい南唐時代、そして明の最盛期を迎えた南京は、東呉、東晋、宋、斉、梁、陳、南唐、明、太平天国、中華民国といった多くの王朝の都となりました。

六つの王朝の都として、この地の人々と共に四季の移ろいと時代の繁栄を見届けてきた南京。千年の時を経て、様々な歴史の痕跡が残されています。それらを訪ね歩くことで、それぞれの王朝の夢に出会うことができる。これが、古の金陵、つまり現在の南京です。

南京基本情報
別称
金陵、建康
気候
亜熱帯モンスーン気候
市树市花
雪松、梅
地理位置
南京は中国東部、長江下流中部地域に位置し、地理座標は北緯31°14′から32°37′、東経118°22′から119°14′の間にあります。南京は上海から約300キロ離れており、東は江蘇省鎮江市、西は安徽省馬鞍山市と蕪湖市、南は安徽省宣城市、北は江蘇省揚州市と淮安市に接しています。

南京は、中国東部地域の重要な中心都市であり、「一帯一路」の交差点となる重要なハブ都市、長江経済ベルトの重要な拠点都市、長三角都市群の特大都市、そして中西部地域の発展を促すための重要なゲートウェイ都市です。
人口
955万人(2023年末までに)
面積
6587平方キロ
言語
普通話(標準語)、南京語
時差
東京と比べて1時間遅れ
歴史
東呉(229年-280年):公元229年、孫権が南京(当時の名は建業)に都を定め、南京が都城としての歴史を開きました。
東晋(317年-420年):司馬睿が東晋王朝を建て、南京(当時の名は建康)は引き続き都として、中国南方の文化と政治に深い影響を与えました。
南朝(420年-589年):南朝宋、斉、梁、陳が相次いでこの地に都を置きました。
このように六つの王朝が交替する中で、南京は初の栄光の時代を迎えました。300年以上にわたるこの時期、文化がここで盛んに発展し、文学の光が四方に輝きました。
南唐(937年-975年):五代十国時代に、李昪が江南地域に王朝を建てました。
明(1368年-1421年):明太祖朱元璋がここに都を定め、南京は再び栄光の時代を迎えましたが、明成祖朱棣が北京に遷都するまで続きました。
太平天国(1853年-1864年):洪秀全らが起こした太平天国運動は、中国歴史上重要な農民反乱でした。1853年、太平天国は南京に都を定め、天京と改名しました。
中華民国(1912年-1949年):1912年、臨時大総統孫文(孫中山)が南京で中華民国の成立を宣言し、南京を都としました。その後、孫中山が中山陵に埋葬されたことで、この都市はさらに深い歴史的意義を持つようになりました。